ミニPCって何?特徴や選び方を解説!おすすめのミニPCメーカー5選もご紹介

コンパクトながら高性能なミニPCは、省スペースで使える便利なデバイスとして人気を集めています。

デスク周りをスッキリさせたい方や、リビングや外出先で活用したい方に最適です。

しかし、ミニPCにはさまざまな種類があり、どれを選べばいいのか迷うことも。

本記事では、ミニPCの特徴や選び方のポイントを解説し、おすすめのメーカー5選をご紹介します。

自分にぴったりのミニPCを見つけるための参考にしてください。

目次

ミニPC(コンパクト型PC)とは?

ミニPCはデスクトップの小型版で、サイズが小さいため扱いやすいのが特徴です。

具体的には、デスクトップPCと比較すると20分の1ほどのサイズで、重さも約10分の1となっています。
片手で持つことはもちろん、掌に乗せられるものもあるくらい小さいので、持ち運びに苦労しません。

しかし、ミニPCと通常のデスクトップPCでは、性能に差があります。
ミニPCの場合、デスクトップほどの性能が出ないことが多いです。
そのため、価格面では、デスクトップPCより安い価格で手に入る製品も数多く販売されています。

接続方法や使い方などはデスクトップと同様で、モニターに繋いで利用するのが基本です。

ミニPCの特徴

大きさや形状について

一口にミニPCといっても、大きさ・形状のバリエーションは豊富で、下記のようにさまざまな形状のミニPCが発売されています。

  • 従来のデスクトップPCをそのままコンパクトにしたスタンダードタイプ
  • USBメモリと似た形状をしたスティックタイプ
  • 文庫本のように長方形で薄い形状をしたタイプ
  • キーボードと一体になったタイプ

形状によって違いはあるものの、多くのPCが手のひらに載るほどの大きさしかありません。商品の展示会では、ACアダプターとPCが一体になったタイプも発表されています。このACアダプター一体型PCはまだ製品化されていませんが、もし製品化されれば電源コードなどを持ち運ぶ必要がないため便利です。

性能について

機種によっては通常のデスクトップPCに匹敵する性能を持っているPCもありますが、一般的には拡張性やスペックで劣ることが少なくありません。それでもタブレットPCからウルトラブック並みの性能を持ち、ビジネスでの利用や通常のPCの利用には十分耐えることができます。

動画編集や3Dグラフィックを用いたゲームを行う場合は、スティック型PCの性能ではなかなか厳しいかもしれませんが、スタンダードタイプPCであればハイスペックなCPUが搭載されています。

スタンダードタイプは購入時にメモリを増やしたり、HDDやSSDなどのストレージ(記憶媒体)を容量の大きい仕様にカスタマイズしたりすることで、小型でありながら通常のデスクトップPC並みの性能を持たせることも可能です。

失敗しないミニPCの選び方

次に、ミニPCを選ぶ際のポイントを解説します。

用途と性能の選択

ミニPCの選択には、使用目的や必要な性能に基づいて考えることが重要です。

例えば、基本的なオフィス作業やウェブブラウジングには低~中程度の性能が十分であり、高性能なグラフィックスや処理能力が必要な場合は、よりパワフルなミニPCを選ぶ必要があります。

ポートと接続性

使用するデバイスや周辺機器に対応するポートや接続性が重要です。

USBポートの数やタイプ(USB 2.0、USB 3.0、USB-Cなど)、HDMIやDisplayPortなどのビデオ出力ポートの有無や解像度のサポートなどを確認しましょう。

ストレージ容量と拡張性

必要なデータやアプリケーションのサイズに応じて、適切なストレージ容量を選択することが重要です。

また、将来的な拡張性を考慮して、追加のストレージやメモリを追加できるかどうかも確認してください。

レビューや評価の確認

ミニPCの購入前に、ユーザーレビューや専門家の評価を調べることをおすすめします。他の人の意見や経験を参考にすることで、性能や信頼性に関する情報を得ることができます。

これらのポイントを考慮しながら、自分のニーズに最適なミニPCを選ぶことが重要です。

また、信頼性の高いメーカーや製品を選ぶことも安心感を持つために役立ちます。

おすすめのミニPCメーカー5選

Minisforum(ミニスフォーラム)

MINISFORUM(ミニスフォーラム)は2012年、中国・深センにて設立されたミニPCメーカーです。

製品の開発から製造・販売まで一貫して行っている海外メーカーで、ハイテクとデザインに熱情を抱くコンピューターエンジニア達により生まれました。

当初はパソコンの研究開発に注力していましたが、PCの進化と共にお客様の要望も多様化し、現在はミニPCの研究開発のみに専念しています。

BESSTAR TECH LIMITED株式会社を設立し、MINISFORUMというブランドを打ち出して、優れた製品のイノベーションと生産に取り組んできました。

MINISFORUMはこれまでに積み重ねた開発・研究成果に基づき、より多くの人に生産性の向上や利便性を提供出来るよう、最新の性能と高い拡張性を持つ超小型のミニPCを世に送り出し続けます。

AYANEO (アヤネオ)

AYANEOは、2020年に設立された革新的なポータブルゲーミングPCブランドです。

最新・最先端のゲーム体験を提供したいと願う情熱的なゲーマーと、電子技術に精通した専門家により構成されているAYANEOの開発チームは、最新のゲーム技術と最新のWindowsシステムをインストールした、様々なポータブルゲーミングPCを開発してきました。

近年はポータブルゲーミングPCだけでなく、レトロPCやレトロゲーム機をオマージュしたミニPC製品もリリースしています。

ECS LIVA (イーシーエス リバ)

ECS(Elitegroup Computer Systems)は、1987年に台湾でマザーボードメーカーとして設立されました。

2002年には月間200万枚のマザーボード販売枚数を達成、世界最大のマザーボードメーカーとなり、その後2014年にミニPCキット「LIVA」を発表。

以降「LIVA」シリーズが定番となりミニPCブランドとしての地位を確立、現在においてもAI処理に対応したミニPC等、最新技術を取り入れた製品を開発しています。

深圳工場にて ISO 9001、ISO 14001、ISO 14064、ISO 45001、ISO 50001 認証取得済み。

HiMeLE (ハイメレ)

HiMeLEは、2004年9月に設立された Shenzhen MeLE Digital Technology Ltd のミニPCブランドです。

ファンレスミニPCを主力として、デジタルサイネージソリューション、ビデオ会議システム、HDマルチメディアプレーヤー、ミニシネマシステム等の革新的な製品も手掛けています。

その他にも資産管理サービス、スタートアップ企業を加速させるサービス(新製品の研究開発、生産計画、海外市場のマーケティング計画等)や、試作/量産向けの加工サービスを提供する関連企業の紹介等も行っています。

ISO9001 および ISO14001 認証取得済み。

Maxtang (マックスタン)

Maxtang(マックスタン)は2009年、中国・深センにて設立された産業用コンピューター、マザーボード、組み込みソリューションに特化したコンピューターメーカーです。

Maxtangは、産業ソリューションビルダーのスペシャリストとしてIoTイノベーションを推進することに専念し、中国国内のハイテク企業認定を取得。

インテル IoT ソリューションアライアンスのゴールドパートナー そして AMDオフィシャルパートナーでもあり、その品質と信頼性、コストパフォーマンスの高い製品は各社に認められています。

産業用・法人向けミニPCのイメージが強い同社ですが、近年はスタイリッシュなデザインとコストパフォーマンスに優れた個人向けミニPCの開発も行っており、今後特に注目のミニPCブランドです。

ミニPCって何?のまとめ

ミニPCは、省スペースで使えるコンパクトなパソコンで、仕事や趣味、家庭用として幅広く活用できます。

選ぶ際は、用途に応じたスペックや拡張性、冷却性能などをチェックすることが大切です。

また、メーカーによって特徴が異なるため、信頼できるブランドを選ぶことで、快適に長く使用できます。

本記事で紹介したおすすめメーカーを参考に、自分に合ったミニPCを見つけてみてください。

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