法人口座開設におすすめの銀行5選！作りやすい銀行や選び方について徹底解説

企業間の取引には、法人口座が必要です。

法人口座を開設できる銀行はメガバンクや信用金庫、ネット銀行など、選択肢は多岐にわたります。

そのため「どこで法人口座を開設すればよいのかわからない」と悩んでいる方も多いかと思います。

この記事では、法人口座に対応している銀行の選び方を解説します。

法人口座の開設におすすめの金融機関も紹介するため、これから法人口座の開設を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

法人口座を作りやすい銀行は少ないの？口座開設を断られる理由

法人口座の開設を断られることが多い理由には、以下のようなものがあります。

特にメガバンクは審査さ

資本金額が低い
取引履歴がない
リスクの高い業種
信用性が低い
売上高が少ない
住所がバーチャルオフィス
事業内容が不明瞭
固定電話がない
公式サイトがない

まず、法人名義での取引履歴がない新規の企業は、信用性が低いと見なされることがあります。

また、過去に不正な取引履歴がある企業や、業種によってはリスクが高いと見なされる企業も、審査に落ちる可能性が高くなります。

さらに、資本金や売上高が少ない、財務状況が不安定なケースも、審査に落ちる原因です。

ただし、銀行によって審査基準は異なるため、必ずしも全ての銀行で同じ基準が適用されるわけではありません。したがって、法人口座を作りやすい銀行を選ぶことが重要です。

法人口座を開設する銀行の選び方

法人口座を開設する銀行は、どのように選べばよいのでしょうか。ここでは3つの選び方を紹介します。

インターネットバンキングかネット銀行か

法人口座を開設する銀行の選び方の１つ目は、インターネットバンキングか、ネット銀行かです。

ネット銀行のほうがインターネットバンキングよりも月額費や振込手数料が安い傾向にあります。

そのため費用を抑えたい場合は、ネット銀行がおすすめです。
都市銀行が提供するインターネットバンキングは、都市銀行の信頼性があります。

取引先への信頼を保ちながら、インターネット特有の利便性を得たいという場合は、インターネットバンキングがおすすめです。

企業の規模

法人口座を開設する銀行の選び方の2つ目は、企業の規模や成長段階で選ぶ点です。

開業して間もない場合は、ゆうちょ銀行や信用金庫がおすすめです。理由としては、資金繰りや事業に関する相談に乗ってもらえるため、経営に不慣れなときは相談役としてサポートしてもらえるからです。
また個人事業主や小規模の企業では、都市銀行や信用金庫では審査が通らないことがあります。

各金融機関の審査基準は公表されていないため一概には言えませんが、ネット銀行のほうが審査が通りやすいと言われています。

大手金融機関で審査が通らなかった方は、ネット銀行で試してみるのも良いでしょう。
今後企業の信用度を高めていきたい方は、全国展開している都市銀行がおすすめです。

誰もが知る都市銀行は、取引先や顧客に安心感を与えることができます。

資金調達できるか

法人口座を開設する銀行の選び方の3つ目は、資金調達ができるかです。

都市銀行は、ネット銀行やゆうちょ銀行と比べて大口の融資が受けられる特徴があります。

銀行によって融資の審査基準はありますが、今後、大規模な事業に挑戦したい方は、都市銀行での開設がおすすめです。

法人口座開設におすすめの銀行5選

GMOあおぞらネット銀行

各種手数料

月額利用料：無料
振込手数料

同行宛：無料
他行宛　通常会員：一律145円 (税込) / 件
他行宛　振込料金とくとく会員：一律135円 (税込) / 件

※振込料金とくとく会員月額利用料　500円（税込）

特徴

振込手数料が安い
Visaビジネスデビットカードと併用すれば利用金額の最大1.5%（※キャンペーン適用時）が現金還元
創業期や赤字でも借りられる融資枠型ビジネスローンの申し込みが可能

GMOあおぞらネット銀行は、2018年に事業開始した新しい銀行です。一番の特徴は月額利用料や振込手数料など、各種手数料が安いことです。とくに「振込料金とくとく会員」では、振込手数料が一律135円になるため、振り込み回数が多い方におすすめです。
スタートアップ支援を打ち出しているため、設立1年未満の法人であれば毎月20回まで振込手数料が無料です。

他にも、発行手数料・年会費無料で持てるVisaビジネスデビットカードと併用することで、利用金額の最大1.5%（※キャンペーン適用時。通常は1.0%）が現金で還元されます。
また、融資枠型ビジネスローンのサービスでは、年利が0.9%～と低く設定されており、審査にあたっては決算書や事業計画書が不要なため、創業期や赤字でも借りられる可能性があります。
口座開設においてはバーチャルオフィスでも可能で、固定電話や印鑑も不要と申し込みのハードルが低く設定されています。

GMOあおぞらネット銀行公式サイトはこちら

住信SBIネット銀行

各種手数料

月額費用：無料
振込手数料

同行宛：無料
他行宛：145円

特徴

利用状況に応じて振込手数料が月最大20回無料になる振込優遇プログラムあり
助成金・補助金支援サービスが利用できる
決済書不要でオンライン融資を受けられる

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが出資したネット銀行です。口座開設月から翌月まで振込手数料が月10回無料になるのに加え、利用状況に応じて振込手数料が月最大20回無料になる振込優遇プログラムがあります。

中小企業向けのコンサルティングを行う株式会社ライトアップと提携し、助成金・補助金支援申請サービスを行っています。従業員や事業の状況などを入力するだけで、受給可能性がある助成金や補助金の種類と金額を簡単に診断できるJシステムを利用できます。

融資サービスでは借入条件を毎月メールで連絡してくれ、書類準備や面談不要で借り入れサービスを利用できます。また、ネットで申し込みが完了し、最短当日での借入も可能です。

住信SBIネット銀行公式サイトはこちら

楽天銀行

各種手数料
月額費用：無料
振込手数料

同行宛：一律52円
他行宛　3万円未満：150円、3万円以上：229円

海外への送金手数料：1,000円、海外中継銀行手数料：1,000円

特徴

ネットショップでの利用に便利な決済サービスが利用可能
世界200カ国以上への送金、68の通貨に対応
「口座管理プラス」の利用で、担当者ごとの権限や複数口座の管理が可能

楽天銀行は、楽天ホールディングスが運営するネット銀行です。特徴は、ネットショップの決済に便利な機能を搭載している点です。楽天口座を持つ顧客に対し、ウェブサイト上の専用支払画面から代金の振替を行うことができます。専用リンクを貼り付けるだけで導入できるため、ネットショップでの簡単な決済システムを導入したい方におすすめです。（別途申し込み・利用費が必要です）
また海外への送金も可能で、世界200カ国以上への送金、68の通貨に対応しています。初期導入費用や月額費用は無料で利用できます。
「口座管理プラス」に登録すれば、担当者ごとにIDを発行し各権限設定を変更することも可能です。また複数の口座を同一IDで利用できたり、登録以外のIPアドレスからのログインを防止したりすることができるため、中規模以上の企業の方におすすめです。

楽天銀行公式サイトはこちら