- 青空駐車(屋外駐車)への対策は何が必要?
- 青空駐車で車が劣化する原因は?
- 青空駐車にはカーコーティングが効果的?
本来、青空駐車とは一般的な道路に車を停めておく行為を指しますが、この記事では屋外駐車場に車を停めておく方の青空駐車について解説しています。
青空駐車(屋外駐車)には様々なデメリットがあり、天候や気温によっては車の劣化原因になることも珍しくありません。
ここでは、そんな青空駐車への対策に必要な考え方、劣化の予防法を分かりやすくまとめました。
また「カーコーティングによって車の劣化は防げるのか?」「どういったカーコーティングがおすすめなのか?」といった疑問にも答えていますので、ぜひ最後までご覧になっていってください。
そもそも青空駐車とは?メリット・デメリットを解説
冒頭でも伝えた通り、青空駐車には「車を普通の道路に長時間停めておく」「屋外駐車場を利用する」といった2つの意味があります。
当記事で取り上げているのは屋外駐車場に車を停めておくときの対策となりますが、まずは青空駐車のメリット・デメリットを見ていきましょう。
青空駐車のメリット
青空駐車(屋外駐車)のメリットとしては主に「わざわざ車庫を開ける必要がないので駐車が楽」「屋根とシャッターが付いた屋内駐車場を作るより費用が掛からない」の2つが挙げられます。
1日の間で入出庫の頻度が高い場合にはパパっと出入りができる青空駐車の方が楽と言えるでしょう。
また、新築の家を建てる際に費用を抑えるなら余計な建造物を必要としない屋外駐車場の方が安上がりです。
このように駐車時の手間と外的な費用に関しては青空駐車にも良いところがあります。ただし、車体への影響を考えるとデメリットの方が大きくなってしまいます。
青空駐車のデメリット
青空駐車によるデメリットは「車の劣化スピードが早まる」という点です。
周りに屋根や壁がない屋外駐車場では、車が完全な野ざらし状態となります。
当然、細かいゴミや埃、花粉や雨風の影響をダイレクトに受けますので、屋内駐車場を利用している車よりも寿命は短くなりやすいと考えられます。
屋内駐車場を作る費用(または借りる費用)は抑えられるものの、劣化が進めば車を買い替える時期も早まってしまうため、長期的に見るとコストパフォーマンスの良い駐車方法とは言えないかもしれません。
青空駐車に対策が必要な理由は?車が劣化する3つの原因
ここでは青空駐車によって車体が劣化する3つの原因を紹介していきます。
- 紫外線ダメージによる劣化
- 花粉や黄砂など様々な汚れによる劣化
- 水滴による劣化
青空駐車への対策を講じるには劣化の原因を理解しておかなければなりませんので、ぜひこちらをご覧になっておいてください。
紫外線ダメージによる劣化
車のボディは人間の身体と同じように、紫外線を受け続けることでダメージを負います。
紫外線を長期間浴びると車体が白い粉を吹いたような状態となり、さらに劣化が進めば光沢が完全に失われてしまいます。
塗装面が白く色褪せてしまうことを「チョーキング現象」と呼びますが、そこまで塗装が劣化する前に何かしらの対策を講じなければなりません。
花粉や黄砂など様々な汚れによる劣化
青空駐車では車体が野ざらしの状態となっていますので、花粉・黄砂・鳥のフンなどの異物がダイレクトに付着してしまいます。こうした汚れを放置することも劣化を早める原因です。
頻繁に洗車すれば汚れが固着せずに済みますが、汚れが付いたままの車を洗うと細かなキズが付きやすいので洗車に手間が掛かります。
水滴による劣化
青空駐車だと雨を避けることができません。
水滴が付いた状態で太陽光が当たると水分が蒸発し、残ったミネラル分が白い跡として残りますが、これがいわゆるイオンデポジットと呼ばれるものです。
イオンデポジットには水が溜まりやすく、そこに溜まった水滴がレンズの役割をして車の塗装を焼いてしまいます。こうして塗装が剥げた部分はウォータースポットと呼ばれ、さらに塗装が劣化する原因となります。
青空駐車の対策|色褪せや寿命が短くなることへの予防法
青空駐車によってボディの塗装剥がれや色褪せが起こり、車の寿命が短くなるのを防ぐためには以下のような対策を取らなければなりません。
ボディカバー
花粉や黄砂、雨風などから車を守るために使われているのが「ボディカバー」です。物理的に車を覆うことで汚れが付かなくなります。
また、最近はUVカット機能を備えたボディカバーも販売されていますので、紫外線対策としても有効的です。
車を使用するたびにカバーを脱着するのは面倒かもしれませんが、青空駐車をするのであればひとつくらいは持っておいた方が良いカーアイテムと言えるでしょう。
カーコーティング
ボディの水弾きを良くするというのがカーコーティングの効果です。
コーティング車であれば雨が降ってもある程度の水分は弾いてくれるため、コーティングなしの車より水滴によるダメージが抑えられます。
また、カーコーティングをしておくと塗装が剝がれにくくなりますので、結果として見た目の劣化を防ぐことに繋がります。
小まめな洗車
青空駐車を選ぶ場合には小まめな洗車が欠かせません。雨が降った後や泥汚れが付いた後は丁寧に洗車して、水滴が残らないようしっかりと拭き上げましょう。
また、カーコーティングまでいかなくとも、洗車後にササっとワックスを塗るだけで車は長持ちします。
比較的安価なカーワックスは「コーティングは高くて手が出せない」という方にもおすすめのアイテムです。
まとめ
青空駐車による車への影響は避けられませんが、適切なコーティングとメンテナンスで愛車を守ることは可能です。
紫外線や酸性雨、花粉などから車を保護するためには、効果と品質のバランスからいえば、ガラスコーティングが最も適しているでしょう。
DIYとプロ施工どちらを選んでも、定期的な洗車とメンテナンスが車の美観と価値を長く保つ上で重要となります。
適切なカーコーティングと日々の心がけで、あなたの愛車を美しく守りましょう。
